Archive for 2019
理事会からのお知らせとお願い
理事会からのお知らせとお願い
技修会会長 橘田 修
拝啓、時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。平素は技修会の活動にご支援とご協力を賜り感謝申し上げます。本会も年を追うごとに会員数が増加し、準会員を含め総勢532名と組織が大きくなってまいりました。
一方では、全国に広がる各会員からの年会費の徴収がより難しくなっていることが理事会の悩みです。理事会では技修会の運営経費を節減するため、同窓会誌の発刊を中止しホームページへの切り替えを行うなどの対策を講じてきました。しかし、会員の増加と年会費の徴収率が反比例する傾向にあり、財務面において厳しい状況が続いています。
そこで、理事会としては ① メールアドレスの登録制度 ② 運営寄付を募る という2つの方策を進めることとしました。
これにより、郵便物の送料を主とした経費の削減が可能となります。また、技修会本部と会員間の連絡網を整備することができ、住所変更した会員に対してもお知らせを送ることが可能となります。
つきましては、理事会が提案する新事業に対する会員の皆様のご理解とご協力をお願い致します。
① QRコードを用いたメールアドレスの登録
スマートフォンで右QRコードを読み取っていただきますと
1)名前 2)修了期 3)現住所 4)総会出欠通知 の記入欄が表示されます。
入力完了後、送信していただければ、murata-t@tsurumi-u.ac.jp(書記・邑田)の管理データ内に保存されることになります。
データ送信された方には、次年度より総会・講演会・懇親会のご案内や各種講演会などのお知らせを封書ではなく、メールでご案内することとなります。
※QRコード入力欄にある、総会への出席/欠席の記入に関して欠席の意思表示をされた会員は、自動的に決議事項に関して会長に委任されたものと判断させていただきます。
② ご寄付のお願い
【一般寄付】と【教育支援】というカテゴリーを開設致しました。
目的用途別においてご寄付頂いた成果については、各年度の会計報告にて発表させて頂きます。ご寄付を頂く際は、納付書の備考欄にカテゴリーをお示し頂きたく存じます。(特に記載がない場合は一般寄付とさせて頂きます)。
尚、今後はご寄付を頂いた方のお名前・修了年度・所属等を当会ホームページ及び同窓会資料等に記載させて頂きます。(お名前を伏せたい方はその旨を備考欄にお示し下さい)
何卒ご高配を賜りたく、切にお願い申し上げます。
【一般寄付】
会務運営に関わる通信費・印刷費・備品購入・講演料等に活用致します。
【教育支援】
修了後3年以内の若手会員を支援するため、同窓会懇親会費等の支援に
活用致します。
【振り込み先】 郵便振替 00270-7-9703
鶴見大学歯学部歯科技工研修科同窓会
平成30年度会員インタビュー
会員インタビュー
平成30年度技修会総会に参加された44期生の松村 智弘さんに近況などのインタビューを行いました
高山 昨年の総会には遠方よりご参加いただき、誠にありがとうございました。
松村さんは北海道で技工されていると伺っておりますが、去年、今年と立て続けに起きました地震での被災に謹んでお見舞い申し上げます。
昨年は大規模停電など生活に支障のある深刻な状況だと報道されておりましたが、その後の影響など如何でしょうか。
松村 ご心配いだだきありがとうございます。幸いどちらの地震も軽微で済みました。
去年9月の地震では医院の方は当初は高価な機械が棚から落ちるなどしており、大きな損害を覚悟しましたが、幸運にも数万円の部品交換だけで済みました。
札幌で震度6を記録したのは私が知る限り初めてのことで、防災意識が薄かったことを反省するばかりです。
高山 やはり大変な思いをされていたんですね。
松村 全停電の影響で震災後一週間ほどはコンビニから商品が消えたり、ガソリンが入れられないなど生活面で支障は出ましたが、現在は物流も回復して普段の日常に戻りました。
高山 ご無事でなによりです。
いつ起こるか分からない天災は用心に越したことはありませんね。
北海道での技工環境は如何でしょう?
松村 この冬は初雪観測が過去最遅で、暖冬でした。局地的には大雪になりますけど、過ごしやすい冬でした。
暖房設備は整ってますが、冬は灯油代がばかになりませんね。
移動は車で職場は室内なので寒いとはあまり感じませんね。
技工やってて良かったと感じる次第です(笑)
冬はお年寄りが通い難くなるので、患者さんも減ります。
札幌特有の義歯事情として、保険でワンピースのメタルフレーム義歯が普通にやられているということがあります。
元北海道大学の臨床教授が精力的に活動されているスタディーグループがあり、一口腔単位でリジットサポートの義歯を推進されていて、札幌のとあるラボから次第に現在のような特殊な環境が広がっていったそうです。
高山 札幌の義歯にはそんな事情があるんですね。でもやはりコストの問題もあるのではないでしょうか?
〜ここより後半〜
松村 ご推察の通りです。
札幌のお年寄りはとにかく義歯に関してはワガママで、機能性はもちろん装着感にこだわってきます(笑)
上顎はほぼ無口蓋義歯ですし、義歯が壊れないギリギリのラインで厚みを薄くして、審美や機能、剛性を備えた設計を基本とし、バイトアップするときは、キャップクラスプみたいな装置もつけてます。
ただ、これを他院でラボに外注してやると、えらい技工代を請求されますが、自家の歯科医院ということもあり、自分はそこを逆手にとってほぼ自費の設計の保険義歯をすきなように作らせてもらってます(笑)
材料代も極限まで節約しているので赤字にはなりません。
高山 なるほど、院内の強みで工夫されているのですね。
鶴見の学びを存分に活かされてますね(笑)
松村 鶴見のキャップクラスプは咬合面がメタルのため、札幌の患者さんには受け入れてもらえないので、自分はチェアサイドでの調整が楽という事もあり硬質レジンを前装してます。
二年後くらいに3Dプリンターを買って義歯製作したいなぁと思ってます。
高山 将来も楽しみですね。
それにしても北海道の義歯は非常に高いレベルで驚きました。
松村 Dr.が義歯に理解あると歯科技工士のモチベーションにもつながり、歯科技工士続けてくれる人が増えてくれるのかなーと思います。
北海道の技工士は全国的にも珍しく離職率低い統計なんですよね。
だだ給料安いままなのはアカンので、これからはデジタル化推し進めて歯科技工士の労働生産性高めて、ちゃんと家庭持って生活していけて子供にも歯科技工士勧められる環境にしていくのが大切だなと思ってます。
高山 本当にそうですね。
最後に、技修会、同窓生の皆さんに何か一言頂けますでしょうか。
松村 鶴見で鍛えてもらえたおかげでなんとか一人でもやれるようになりました。皆さま方のご支援感謝いたします。
今年、母校札幌歯科学院より後輩が研修科に進学することになりました。いろいろとご迷惑おかけすると思いますが、よろしくお願い致します。
高山 松村さんは院内でお一人と伺っておりましたが、精力的に仕事に向かわれているのだなと感じました。
今後益々のご活躍を期待しております。
松村 ありがとうございました。
第38回技修会総会・学術講演会 令和元年6月1日(土)
日時:令和元年6月1日(土)
場所:鶴見大学2号館 1階 示説室
1.学術講演会 13時30分 ~16時00分
講師: 多和 利雄人 (45期)
演題: 「臨床3年目技工士による患者から学ぶ技工」
講師: 鎌形 優介 (37期)
演題: 「ヒューマンエラーと向き合う」
講師: 三山 善也 (3期)
演題: 「デジタル化の時代にアナログ技術を再確認してみる」
2.第38回技修会総会 16時00分~16時40分
【議題】
1.平成30年度会務報告
2.新会員紹介
3.審議 1)会計決算報告 2)監査報告 3)その他
4.平成30年度事業案
5.その他
3.懇親会 17時30分 ~19時30分
場所 養老乃瀧 鶴見区豊岡8-21 ℡045-581-2149
会費 3,000円(総会受付にてお支払い下さい)