5月, 2013年
第32回技修会総会・学術講演会 平成25年6月8日(土)
2013-05-13
第32回技修会総会・学術講演会
日 時 平成25年6月8日(土)
学術講演会 時間 午後2:30〜4:00
会場 鶴見大学2号館3階第10講堂 (病院棟右隣の建物)
講師 鶴見大学名誉教授 福島俊士先生(前技工研修科科長)
演題 「咬耗 attrition を考える」
内容 下記に記載
*本講演会では手話通訳を準備しております
総 会 時間 午後4:15〜5:00(学術講演会同会場)
懇親会 時間 午後5:15〜7:15
場所 日本海「庄や」JR鶴見西口 電話045-582-0362
会費 4000円(受付にて支払)
咬耗は「上下顎歯の咬合接触により生ずるエナメル質や象牙質の摩耗。咀嚼機能による歯面の咬耗は、加齢変化として生理的にも見られるが、進行速度が速く、象牙質の広範な露出や歯冠長の短縮および咬合高径の低下を招くような高度なものを咬耗症という。個人識別や年齢推定、ブラキシズムや顎関節症などの診断の手がかりとなる。」(歯科補綴学専門用語集、2009)とされる。
一方、咬耗があれば「咬耗症」とし、これに生理的咬耗と病的咬耗があるとする立場もある。いずれにせよ、歯質の損耗だけでなく、クラウンなど補綴装置の損耗も咬耗に含まれることに注意が必要である。
クラウン咬合面の材料としては、金属、陶材、コンポジットレジンが用いられているが、これらの材料間およびこれらの材料と歯質間の耐摩耗性の相違が問題になることがある。
講演では、天然歯の咬耗、長期経過による金属、陶材、コンポジットレジンの咬耗像を紹介することにしたい。
(福島俊士先生 記)